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子どものマウスピース矯正はいつから始める?年齢別の目安と注意点

「子どもの歯並びが気になるけれど、いつから矯正を考えるべき?」「目立ちにくいマウスピース矯正って、子どもにもできるの?」こうした疑問を持つ親御さんは少なくありません。最近はワイヤーに代わり、透明なマウスピースを使った矯正も可能となり、小児矯正の選択肢も広がっています。
今回は、子どものマウスピース矯正について、始める目安や年齢ごとの特徴、注意点を整理して解説します。

1. 子どものマウスピース矯正は何歳から始められる?

子どものマウスピース矯正は、永久歯が生え揃う前から始められる場合があります。ただし、年齢だけで一律に判断できるものではなく、歯の生え変わりや顎の発育状況を踏まえた診断が必要です。

①早ければ6〜7歳頃から始められる

前歯の生え変わりが始まった時期に、顎の成長をコントロールする目的で矯正を始めることがあります。

②永久歯が生え揃う12歳以降が基本となるケースもある

マウスピースの装着習慣を確立するのが難しい時期では、装着時間の維持が困難なため、永久歯が揃う中学生以降から始めるのが適している場合もあります。

③歯並びやかみ合わせの状態により開始時期が異なる

年齢だけでなく、歯並びやかみ合わせの状態によって治療開始の適切なタイミングは変わります。たとえば、受け口やすき間など機能的な問題が見られる場合は、成長段階に応じて早期にマウスピース矯正が検討されることもあります。

④装置の扱いができる年齢かどうかも重要

マウスピース矯正は、ご自身での取り外しと装着の管理が必要です。そのため、装置を適切に管理できる年齢に達しているかどうかも、開始時期を判断するうえで重要なポイントとなります。

マウスピース矯正の開始時期は個別に判断されるものであり、まずは歯科医師の診断を受けることが大切です。

 

2. 子どもの年齢別に見るマウスピース矯正の特徴と注意点

マウスピース矯正は、年齢によって目的や治療内容が変わります。成長段階に応じて適切な方法を選ぶことで、矯正の効果を高めることが期待できます。

①6〜9歳(混合歯列期初期):顎の成長を活かす治療

乳歯と永久歯が混在する時期には、顎のバランスを整えることが目的になります。受け口や上顎の発育不足に対し、マウスピースを使用するケースがあります。

②10〜12歳(混合歯列期後期):歯の位置の調整が中心

永久歯が生え揃い始める時期は、前歯の傾きやすき間の調整が主な目的となります。矯正の効果が出やすい時期でもあります。

③13歳以上(永久歯列期):成人矯正に近い治療内容

永久歯が揃った後は、全体のバランスやかみ合わせの調整が中心となり、大人と同じ矯正内容に近づきます。

④どの年齢でも家庭での協力が不可欠

治療の成功には、親御さんのサポートが必要です。装着時間の管理や通院、ケアの指導が重要になります。子どもの成長に合わせたタイミングでの治療が、良好な結果につながるでしょう。

 

3. 子どものワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い

子どもの矯正治療には、従来からあるワイヤー矯正と、目立ちにくく着脱可能なマウスピース矯正があります。どちらにも特徴があり、子どもの年齢や性格、生活習慣によって適した方法は異なります。

①見た目の違い

ワイヤー矯正は金属の装置が目立ちやすく、見た目を気にする子どもには抵抗がある場合もあります。一方、マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、学校生活でも周囲に気づかれにくいという特徴があります。

②装置の取り扱いと衛生面

ワイヤー矯正は常に装着されているため取り外しができません。マウスピース矯正は食事や歯磨きのときに外せるため、口腔内を清潔に保ちやすい傾向があります。ただし、自己管理ができないと装着時間が不足し、十分な効果が得られない可能性もあります。

③適応症例と治療の柔軟性

ワイヤー矯正は複雑な歯並びや大きな歯の移動にも対応できます。マウスピース矯正は軽度から中等度の不正咬合に適しており、近年では技術の進歩により対応可能な症例も広がってきています。

④治療法の選択におけるポイント

見た目の好みや性格だけでなく、保護者の協力体制や通院のしやすさも考慮して選ぶことが大切です。どちらの方法にも特徴と注意点があるため、歯科医師と相談しながら最適な方法を決定しましょう。

 

4.恵庭市の歯医者 ライオン歯科クリニックの小児矯正

恵庭市の歯医者 ライオン歯科クリニックでは、お子さん一人ひとりに合った矯正治療を行っています。初診時には検査を行い、お子さんの顎の成長や歯並びの状態に応じた治療方法をご案内しています。

小児矯正は成長期に合わせた対応が重要です。タイミングによって治療内容が異なる場合があるため、歯並びに関して気になることがあれば、早めの相談が望ましいでしょう。
治療方針により費用は変わることがあります。ご相談のうえ、各ご家庭の状況に合わせた治療法を検討しています。

目立ちにくさに配慮した矯正装置の使用にも取り組んでおり、帰宅後から使用できる装置を提案することもあります。取り外しが可能な「床矯正装置」をはじめ、必要に応じて奥歯に装着する固定式の装置も用います。また、顎の成長をコントロールする装置として、MPAやチンキャップ、ヘッドギアなどの取り外し式装置を使用することもあります。

矯正用マウスピースはさまざまなメーカーから提供されており、当院では国内の技工所で製作されるものを使用しています。透明で取り外し可能なため、使用中の見た目にも配慮されています。

永久歯が生えそろった方を対象としたマウスピース矯正では、状態に応じて治療を検討しています。ライオン歯科クリニックでは、治療をスムーズに進められるように、患者さんの進行状況に合わせてサポートを行っています。

お子さん一人ひとりの成長や歯並びの状況をふまえながら、長期的な視点で矯正プランを立てていきます。

まとめ

子どものマウスピース矯正は、始めるタイミングや治療内容が年齢や口腔の状態によって異なります。6歳頃から始められることもありますが、自己管理の難しさや歯の発育状態に応じて慎重な判断が求められます。また、ワイヤー矯正との違いや特徴・注意点を理解したうえで、適切な方法を選ぶことが大切です。

恵庭市の歯医者 ライオン歯科クリニックでは、お子さんの成長に寄り添った小児矯正に関するご相談を受け付けております。
恵庭市で子どもの矯正治療を検討中の方は、ライオン歯科クリニックまでご相談ください。

 
 

監修:ライオン歯科クリニック
歯科医師/院長 土肥和成

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