- 骨格や歯並びが悪いこと(不正咬合)は、命に関わる問題ではありません。 しかし、不正咬合を放置することにより以下に挙げるような不利益が生じます。
- 1.虫歯になりやすい。
- 2.歯周病になりやすい。
- 3.発音障害が起こる。
- 4.摂食障害が起こり、消化器系全体に影響がでる。
- 5.審美障害により、心理的コンプレックスとなり自信を無くす。
- 6.顎関節症の原因になる。
- 7.その他多数
例を挙げればまだまだ有りますが、不正咬合をそのままにして良い事はありません。
不正咬合の種類
- 1.叢生(そうせい)
-
歯と土台の骨の大きさに調和がとれていないため、歯がでこぼこになる「乱杭歯」の状態です。6歳位から始めると拡大により抜歯を避ける方法があります。
叢生症例
<症例情報>
年齢 14歳
主訴 上下顎前歯部叢生
診断名 上下顎前歯部叢生
治療期間の種類 Ⅱ期治療のみで終了
主な装置 マルチブラケット装置、ホールディングアーチ
抜歯部位 上下顎左右第一小臼歯
治療期間 2年10ヶ月
治療費総額 59万+税 (Ⅱ期治療のみで終了)
内訳)
検査診断 2万
装置料金 40万
調整費 17万(0.5万x34回)
リスクおよび副作用
歯肉退縮、歯根吸収、後戻りの発現の可能性等
ライオン歯科クリニック
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- 2.上顎前突(じょうがくぜんとつ)
- 上顎が下顎より前に出ている「出っ歯」の状態です。6歳位から上下の顎の位置をコントロールするのが望ましいです。
上顎前突症例
<症例情報>
年齢 18歳
主訴 上顎前突、叢生
診断名 上顎前突、過蓋咬合、叢生
治療期間の種類 Ⅱ期治療のみで終了
主な装置 マルチブラケット装置、アンカースクリュー
抜歯部位 上顎右第一小臼歯、上顎左側第一小臼歯
治療期間 1年9ヶ月
治療費総額 57.5万+税 (Ⅱ期治療のみで終了)
内訳)
検査診断 2万
装置料金 40万
アンカースクリュー 5万
調整費 10.5万(0.5万x21回)
リスクおよび副作用
歯肉退縮、歯根吸収、後戻りの発現の可能性等
ライオン歯科クリニック
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- 3.下顎前突(かがくぜんとつ)
- 下顎が上顎より前に出ている「反対咬合」「受け口」の状態です。
6歳位から上下の顎の位置をコントロールするのが望ましいです。
下顎は成長期間が長いので、十分な管理が必要です。
下顎前突症例
<症例情報>
年齢 8歳
主訴 上下顎前歯部叢生
診断名 上下顎前歯部叢生、上下顎前突
治療期間の種類 Ⅰ期治療のみで終了
主な装置 上顎前方牽引装置、リンガルアーチ
抜歯部位 非抜歯
治療期間 9年0ヶ月
治療費総額 54万+税 (Ⅰ期治療のみで終了)
内訳)
検査診断 2万
装置料金 25万
調整費 27万(0.25万x108回)
リスクおよび副作用
歯肉退縮、歯根吸収、後戻りの発現の可能性等
ライオン歯科クリニック
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- 4.開咬(かいこう)
- 部分的に歯が当たらない状態です。特に前歯が開いた症例が多いです。
開咬症例
<症例情報>
年齢 8歳
主訴 開咬
診断名 開咬、顎関係の不調和Ⅲ級
治療期間の種類 Ⅰ期治療のみで終了
主な装置 タングクリブ、マルチブラケット装置
抜歯部位 非抜歯
治療期間 8年0ヶ月
治療費総額 51万+税 (Ⅰ期治療のみで終了)
内訳)
検査診断 2万
装置料金 25万
調整費 24万(0.25万x96回)
リスクおよび副作用
歯肉退縮、歯根吸収、後戻りの発現の可能性等
ライオン歯科クリニック
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- 5.過蓋咬合(かがいこうごう)
- 前歯の咬み合わせが深い状態です。下顎前歯が上顎の歯肉にくい込んで傷付けてしまう重症例があります。
過蓋咬合症例
<症例情報>
年齢 9歳
主訴 過蓋咬合、上顎前突
診断名 過蓋咬合、上顎前突
治療期間の種類 Ⅰ期治療のみで終了
主な装置 EOA、リンガルアーチ
抜歯部位 非抜歯
治療期間 6年0ヶ月
治療費総額 45万+税 (Ⅰ期治療のみで終了)
内訳)
検査診断 2万
装置料金 25万
調整費 18万(0.25万x72回)
リスクおよび副作用
歯肉退縮、歯根吸収、後戻りの発現の可能性等
ライオン歯科クリニック
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- 6.交叉咬合(こうさこうごう)
- 部分的に歯が逆に咬んでいる状態です。特に前歯の一部や片側の奥歯が逆の症例が多いです。
交叉咬合症例
<症例情報>
年齢 9歳
主訴 叢生、交叉咬合
診断名 叢生、交叉咬合
治療期間の種類 Ⅰ期+Ⅱ期治療
主な装置 リンガルアーチ、クワドヘリクス、マルチブラケット装置
抜歯部位 非抜歯
治療期間 7年0ヶ月
治療費総額 72万+税 (Ⅰ期+Ⅱ期治療)
内訳)
検査診断 2万
装置料金 45万
調整費 25万(0.25万×60+0.5万x20回)
リスクおよび副作用
歯肉退縮、歯根吸収、後戻りの発現の可能性等
ライオン歯科クリニック
- 交叉咬合正面治療前
- 交叉咬合正面治療後
- 7.鋏状咬合(きょうじょうこうごう)
- 部分的に歯がすれ違いに咬んでいる状態です。特に奥歯の一部がすれ違っている症例が多いです。
鋏状咬合症例
<症例情報>
年齢 20歳
主訴 叢生、上顎前突
診断名 叢生、上顎前突、鋏状咬合
治療期間の種類 Ⅰ期+Ⅱ期治療
主な装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 非抜歯
治療期間 1年8ヶ月
治療費総額 52万+税 (Ⅱ期治療のみで終了)
内訳)
検査診断 2万
装置料金 40万
調整費 10万(0.5万x20回)
リスクおよび副作用
歯肉退縮、歯根吸収、後戻りの発現の可能性等
ライオン歯科クリニック
- 鋏状咬合治療前側面
- 鋏状咬合治療後側面
不正咬合は1つだけではなく、数種類が組み合わさっていることが多いです。
治療の流れ
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矯正治療は、第1期治療 ( 顎顔面の成長コントロール ) と 第2期治療 ( マルチブラケット装置による歯列矯正 ) に大きく分けられます。
誤解を恐れず簡単に説明するならば、第1期治療は成長期の子供を対象とした一時的な矯正治療であり、第2期治療は成長が終了した大人を対象にした完璧を目指す矯正治療と言えます。
当クリニックの最近の統計結果では、第1期治療を行った患者さまの約80%は第1期治療で満足して終了し、残りの約20%の患者さまは完璧な治療を望んで第2期治療へ進みます。
矯正歯科治療が終了するまでは、とても長い付き合いになります。
指示を守って頂き、我々と一緒に素晴らしいゴールへ向かいましょう。
歯並びを完璧に治療する第2期治療が終了した患者さまには、心を込めた花束を贈呈しています。
(残念ながら、成長をコントロールする第1期治療で終了した患者さまは、第2期治療のように完全な終了にはならないため花束はございません。)
治療が終了した瞬間は、患者さまのご家族と同様に、治療している我々も心から喜びを分かち合います。
以下に、患者さまから特別に許可を頂いて、顔付の写真とコメント、治療前後の写真を掲載させて頂きました。
当クリニックのHPに資料を提供して下さった患者さまには、心から感謝申し上げます。
矯正治療を受けられた患者様
矯正治療を受けられた患者様 【 症例写真あり 】
これから矯正治療を始める患者様
金子さん TV公開プロポーズ動画